古木とは

古木(こぼく)とは

古民家や古い建築物の解体によって発生する木材を再利用することを「古木(こぼく)」と呼びます。
古木には、長い期間を経た味わいや温かみがあります。田建築工房では、築80年以上にもなる古民家から取り出された柱、梁、桁、板などを再利用し販売しています。

今、古木が注目される理由

環境に優しい

古い建築物から取り出された木材は、再利用することによって環境に優しい選択となります。解体によって廃棄される木材は、焼却や埋立処分されることが多く、大量のCO2排出が発生します。一方で、再利用によってCO2排出を削減し、持続可能な社会を実現することができます。

耐久性が高い

築80年以上の建築物から取り出された木材は、長い年月を経ても変形や腐食などの劣化が少なく、耐久性が高いという特徴があります。そのため、再利用することによって、新たに材木を調達する必要がなくなります。また、適切な加工やメンテナンスを行うことで、長期間使用することができます。

美しい風合いがある

古木は、築80年以上の建築物から取り出されたものであり、年月を経て味わいや温かみが増します。そのため、新たに材木を使用する場合とは異なる美しい風合いを持ち、個性的なデザイン性を生み出すことができます。

建築物の歴史を伝える

古い建築物から取り出された木材には、その建築物の歴史や文化的背景が刻まれています。再利用することによって、その建築物の歴史を伝えることができるため、文化的な価値を持つ建築物の保存につながります。

コスト削減ができる

再利用によって材木の調達コストを削減することができます。また、古木を使用することで、新たに木材を加工する必要がなくなるため、加工コストや廃棄物処理のコストを抑えることが可能です。近年の木材価格高騰にも影響を受けづらいというメリットもあります。

古木の利用方法

建造物の材料として

古民家や歴史的な建築物を解体した際に得られた古木を再利用して、新たな建造物を建てることができます。例えば、古い梁や柱を利用して、テラスや庭園の屋根を作ったり、門や塀を作ったりすることができます。また、古い家屋を再利用して、レストランやギャラリーなどの施設に転用することもあります。

家具・建具の材料として

古木を利用した家具は、独特な風合いを持ち、高級感や温かみを与えることができます。例えば、古い梁を利用して作られたテーブルやベンチ、古い板を利用して作られたシェルフや棚、古い柱を利用して作られた脚の付いた椅子などがあります。

インテリア・芸術作品として

古木は、その風合いや歴史的な価値を生かして、芸術作品にも利用されます。例えば、古い板を組み合わせて作られた絵画や彫刻、古い柱を利用して作られた彫刻、古い梁を利用して作られた彫刻や家具などがあります。